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■ No.14 |
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「北海道ウタリ協会」の不正行為告発 透けて見える国・道の“上っ面先住民族政策” |
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「北海道ウタリ協会」の不正行為告発
透けて見える国・道の“上っ面先住民族政策”
二重、三重の補助金受給
クォリティ 2008年8月号
今回情報を寄せたのは、彫刻家・砂澤ビッキ氏の息子で、「2代目 砂澤ビッキ」を名乗る砂澤陣氏。砂澤氏によると--。
「ここ最近、毎日のようにアイヌ民族問題が取り上げられているが、腐敗きわまりないウタリ協会の体質に砂澤ビッキの息子として一言言いたい」とした上で、
「一部一族による協会の私物化、福祉対策の悪用、協会役員によるセクハラ・パワハラ、役員人事の不正、実体のない職業適応訓練と不正受給、ハローワーク・ウタリ担当職員と役員との癒着等々、数え上げれば切りがない。ウタリ協会に使われているお金は税金であり、襟を正す必要がある。お役所の同協会に対する無責任な丸投げ行為も、新たなアイヌ問題を引き起こす一因だ」と語り、
「ウタリ協会役員は権限を会員に振りかざし、協会が認めないと福祉も訓練も受けさせないなどと脅し、こうした行為が日常当たり前になっている。私自身、大きな疑問を抱きつつウタリ協会に入り、いろいろなことを調べ、多くの会員の声を聞き、その声を届けるべく活動している。こうした発言をすることで大きな問題になるのは覚悟している。協会の実態、本質にぜひメスを入れていただきたい--」
また、今回告発に至った理由については、
「当初ウタリ協会とは一切関わりを持たないつもりでいた。しかし、協会の詳しい内情を人から聞いたり、生前父と折り合いの悪かったはずの協会が父の名を勝手にあちこちで使っていることを知り、黙っていられなくなった」と話す。
北海道ウタリ協会は、1930年設立の北海道アイヌ協会を前身に、46年に社団法人北海道アイヌ協会設立、認可。61年に現名称へ変更し現在に至る。
主な事業内容は、各種貸付金の貸付、民族文化の保存・伝承及び発展に関する事業などで、入会の条件としては、①アイヌの血を引いていること ②アイヌ人と
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6月8日に国会で「アイヌ民族を先住民と認める決議」が採択されたり、サミット開催に合わせて7月6日に「アイヌ民族サミット」(北海道ウタリ協会主催)が開かれるなど、このところアイヌ民族の権利回復への機運が高まっている。
そんな折、本紙に「道ウタリ協会があらゆる不正行為を働いている」との情報が寄せられた。その主は、アイヌ民族の血を引く世界的な木彫りの彫刻家・砂澤ビッキ氏の直系--。ただならぬものが感じられる中、真相を追った。
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